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ケン坊の日記です。
ケン坊の日記
三峰山・H22開拓第8号(in栃木・粟野)
2010-03-01-Mon  CATEGORY: 栃木百名山(県山岳連名編)
【霊験新たかな山・三峰山は雪の中にヒッソリと】2/21(日)

きょう目指す山は~ 栃木と粟野の境界に位置する「三峰山(605㍍)」で、もちろん栃木百名山の一つです。三峰山というと秩父の三峰山が有名ですが・・・

栃木市方面から向うとすぐにわかる特徴的な姿の三峰山。といっても、栃木から見ると鍋を伏せたような姿にしか見えず、とても峰には見えません。鍋を伏せたような姿から栃木側では鍋山と呼んでいるそうです。ケン坊も鍋山と三峰山が同一の山とは、今回のハイクで知った次第で・・・
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↑ まさに「鍋を逆さにした山」でしょう。穏やかそうな山に見えますがコレがビックリです↓
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↑ これは登山口より更に先から撮ったものですが、↑と比べるとかなりの変身です。

四季の森で「節分草」を楽しんだ後、数㌔先の「星野御嶽山神社入口バス停(終点)」を少し進んで左に橋を渡ると立派な御獄山神社があります。ここが三峰山の登山口のようで、境内の隣に30台くらいの駐車可能な(未舗装)敷地がありました。

駐車場には予想以上に車が停まってました。越谷ハイキングクラブのマイクロ(17名の団体さん)もあり、最近、里山の駐車場で多く見かける熊谷ナンバーがここにも数台ありました。

車を止めて境内に入ると御獄山案内図がありましたが、これは神社と山を結ぶ概略案内でハイキングコースの案内ではありません。でも何となくこれから登る山の凄さというものを認識できるものでした。
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↑ お世話になった神社を撮り忘れてしまい、「入口」だけでも登場させたいと思いまして・・・
   境内内の駐車場は参拝客用。登山者は駐車しないように注意(トイレも使えます)。
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↑ これから歩く三峰山の全容が描かれてますが・・・ハイキングコースではありません

本殿前左手の小さな鳥居をくぐり「三峰山里山拝殿」の石段を上ると奥に「祖霊殿」がありました。祖霊殿の両側ともう一本道があり、ちょっと悩んでしまいましたが雰囲気で選んだ道が結果オーライ。祖霊殿の直ぐ右側です。

歩き始めて確認できるまでは暫らく不安でした。というのも薄暗い杉林の中の山道で自信が持てなかったから。しばらく上り、いったん林から抜け出ると目印の「清滝不動」に着きました。滝と云っても沢の水が細く流れ落ちているだけのものですが、選択した道が正しいことが判っただけでもホッとします。
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↑ 目印としていた「清滝不動」。写真左下のほうに人工の滝(沢の水が落ちてました)が。


再び杉林に入り少し登ると今度は「普寛霊神」のお堂があり、コースの正しいことを再確認。堂の右側から遙か上まで突き上げるような石段が続いていて、想像以上の山であることを知らされた気がします。
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↑ 普寛堂(地図上の名称)です。

今風のセメントの石段などではなく石を積み上げただけの昔の石段でした。所々に踊り場があり祠がたくさん祀られ昔から信仰の深い山であることが感じられます。
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↑ 喘ぎながら登ると「弘法大師」のお堂もありました。

ここから5分も登らないところで右に直角に曲がって進むと大きな岩の前に出ました。御嶽大神岩戸。ここで左右に分岐するが、右は奥の院への巻き道のようで大きく膨らんでいる。左に行っても直ぐにこの巻き道に合流するように書いてあり、しかも距離は僅か・・・ここでケン坊が選択したのは「ひだり」。(地図を読み違った? まさか真ん中の鎖場が地図に表示されているとは想像しなかった)

でも道はあるが(三山参道という標識もあり)険しい道の連続。鎖を使うこと3本も・・・しかも地図ではとうに合流している筈の道がマッタク見当たらない。ここでケン坊が「引き返す勇気」を発揮しUタウン。

引き返すにも、やっとの思いで通過した鎖場を逆方向に戻る(下る)ハメに。下り・・・これが結構怖い。右利き・左利きの問題もあるが、なんせ片側は絶壁ですから・・・

どうやら地図が意図したのは分岐で真上に登る鎖がありましたが、左の道のほうが道らしいので地図に表示されていると解釈したもの。マサか道じゃなく鎖場が地図に表示されているとは読みきれなかったです。
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↑ 鎖場をヤッとの思いで登ったのに・・・魔女も必死です。


さて仕切りなおして奥の院への巻き道を・・・こちらも地図上では「急斜面注意」の文字が躍ってましたし、片側絶壁でしかも雪道なので心配はしましたが、全体が明るい分だけ鎖場コースよりも精神的には安心でした。

急斜面をトラバースして進み杉林の中に入っていきますが、こちらの林は手入れが行き届いるので木漏れ日が入り、ようやく厳しい雪道を過ぎいつもの山歩きモードで歩くことが・・・ようやく尾根に出ました。そして三度というか分岐。今度は手書きですが表示がありましたので迷わずです。
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↑ 奥の院へ向う絶壁コースは流石に足が竦んでしまうので、少し外れて林の中を歩き>笑<

少し進むと「奥の院」で、鳥居の先に皇祖三尊の石像が立っていました。後方には白根山や日光連山が木々の間から望め景観も抜群です。
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↑ 皇祖三尊が青空の下で粟野(北向き)の方角を見ています
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↑ 木立の間から日光連山が見え隠れ・・・眺めが良かったですね。

分岐に戻り「三山参道」の道標に従い尾根道を進みました。しばらく歩くと道の右側にロープが張られ、石灰採掘場の立入禁止看板があります。周回コースなので他のメンバーには全く行き会いません。

尾根道は所々杉林が混じるものの多くはコナラなどの自然林で、葉を落として視界が開けて明るく、先ほどのきつい石段の登りコースを忘れてしまうほどでしたが、それもつかの間で一つピークを越えると転げ落ちそうな急降下が始まります。滑るので立入禁止のロープにつかまりながら慎重に下りました。この辺は雪がなく良かった>笑<

激しく下った分、登り返しも大変です。急坂を登りきると二つ目のピークだが名前が判りません。再び急激な下りにかかりますが、今度は先ほどのように滑り落ちる心配が大です。何せ雪山と化してました。この先ズ~っと雪山・・・。兎にも角にも無事に山を降りたいな(まだ三峰山に登ってないのに)と・・・

下りきった鞍部が下り道の分岐になっていますが、そのまま登り続けて三峰山の山頂に向かいました。もちろん雪道です。転んでいる人もいました。左手杉林の中に三峰山(605m)の山頂があります。石の祠と三角点が静かに迎えてくれました。
ここで越谷HCの人達に追いつきました。
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↑ ここが三峰山の山頂。意外にあっさりとした山頂です。展望は全く望めませんが、
   石灰砕石場のロープを潜ると(真似してはいけませんよ)・・・


山頂からの眺めは採掘に助けられた格好で開けてましたが・・・。奥の院からも望めた白根山や日光連山が木々にさえぎられることなく、大きく広がって見事な眺めでした。ただ、今日は晴天に恵まれたものの気温が高くかすんでいて、すっきりした遠望でないのが残念です。
そして砕石場の風景が異様に見えました。砕石は必要かも知れませんが、まさに自然破壊ってヤツですね!
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↑ 霞んでますが、遮るものがない日光連山です(白根山、男体山、大真名子、小真名子、女峰山)。
   そして男体山に向って一筋の白い怪しげな雲が? そうです飛行機雲でした・・・
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↑ 砕石場の一部です。山も一つや二つ、無くなってしまったのではないかな~


再び雪道を先ほどの分岐まで戻り右に直角に下ります。本日最高の急斜面をまっすぐ下っていくことに。相変わらず雪の道が続きます。
標高400位まで降りたのか、何時の間にか地肌が出てました。安心したのは事実だが、とたんに2~3度滑ったり転んだりしちゃいました。幸い怪我もなく済みましたが勝負は下駄を履くまで気を抜いちゃダメです。実感です!
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↑ 先を歩く「越谷HC」の面々。判らないように撮ろうとするが足元が覚束なくて・・・
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↑ ここが最後の祠だったかな? 数え切れない祠があり山全体が信仰の山でした。

三峰山って、どのピークを指しているのか結局は判らず・・・後で調べてみます。
でも、三峰山には○○大神洞が多いですね。因みに「御嶽大神・八坂大神・雷電大神・三峰大神・浅間大神・三笠山大神・阿留摩耶大神」と7つもありました。まだあるかも知れませんが・・・まさに信仰の山です。

また、山頂の南側の採掘場は、蕎麦で有名な出流山へ行く途中に採掘現場のような道路を通りますが、いつも「埃っぽくてダンプの出入りが激しく危険だね」と言っていた場所です。三峰山に登って初めてその凄さを実感しました。


【うんちく】ネットより
標高は低いがその山容は立派で星野遺跡の公園周辺から望む姿は豪快である。また、古くから信仰の山であったため山中の随所に様々な神様が祭られている。登山道というよりも行の道といった趣が強く、そのため安易に足を踏み入れると転落や滑落などの危険がある。

もっとも一般的なコースを辿る限りそのような危険は殆ど無い。出流側は周知のように石灰岩の採石が行われており既に山頂直下にまで達している。その変貌ぶりの速度は驚異的でありなるべく早く訪問しておくことを強くお勧めする。

全山石灰岩質の山で、あちこちに石灰岩の露岩が見られ、小規模ながら石灰岩質の山に特徴的な鍾乳洞や凹地(カレン)を観察することもできます。
また、全山が御嶽山神社の霊場でもあり、登路は急峻な場所を選んだようにつけられていて、その要所要所にはたくさんの石祠が祀られています。

頂上からの展望は第一級、日光、足尾、安蘇、赤城、秩父、そして遠く富士山までが一望です。ただ、残念なのは北西側半分が広大な石灰岩採掘現場で、頂上も半分削り取られています。この地域は有数の石灰岩産出地であり、またこの地域を支える大切な産業ですので致し方ありませんが、足下からえぐり取られた頂上に立つと、ちょっと霊山も形無しです。
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